こんにちは! はくまい(@boku_gohan) です。
最近本を読むことが増えたので、今日は本の話。
今年に入ってそこそこ本を読むことが増えました。一人で没頭できる時間が増えたからですね。
もともと少年漫画や商業BLが好きだったんですけど、もっといろんな本を読んでみたいな~って漠然と思うようになって、前から気になっていた本やおすすめしてもらった本を片っ端から読んでます。
そんなわけで5月に読んで面白かった本をいくつかご紹介。漫画も小説もジャンルごちゃまぜで行きます。ゴールデンウィークはずっと本読んでました(笑)
悪童日記[アゴタ・クリストフ]
こちらはとある動画で読書家の方が「一番好きな本」として紹介されてた本で、読書家の方がお勧めするなら間違いないでしょう~と読み始めたんですが、これほんっと面白いです。
内容はいろいろと衝撃的かつ残酷な箇所も大いにあるのですが、感情描写のない淡々とした独特の文体が(これにも理由があります)またね~、得体のしれない怖さを引き立てているんですよね。すごく読みやすいので、いつの間にか物語の世界に引き込まれている感じが恐ろしかったです。
そしてマジで「ここで終わるの?!」って声に出しました。こちら三部作で『ふたりの証拠』『第三の嘘』と続くのですが、ぜひ最後まで読んでほしい。
映画もあるようですが、この内容を映像で見る勇気はないかもしれない…。
トリツカレ男[いしいしんじ]
こちらは尊敬する知人にいしいしんじの本を紹介してもらった頃に買ったもので、しばらく積まれたままだったものです。最初の数ページ読んでちょっと違うかなとも思ったんですけど、読み進めたらこれが面白い!
柔らかい文体がそっと寄り添うように染み入る、大人のための童話のような素敵な話でした。
そしてこの本挿絵がいいんですよね…!ほんとイメージと合う。
読了後の余韻もすごくいいので、ちょっと疲れた時に読みたい、読んでほしい本です。
お探し物は図書室まで[青山美智子]
こちらは本屋大賞にノミネートされた時に好きそうだな~と思って買ったものです(笑)
年齢や性別などが異なる主人公視点の全5章で構成されているんですが、自分とは全然違う登場人物とどういうわけかちょっとずつ共通している点があって、すっと感情移入してしまう不思議。
いや~好きですね。読み手を応援するやさしい物語で、ちょっと心が疲れてる時読んだら泣いてしまいました。こういう、うまくいかないもどかしさってみんな抱える悩みなんだろうな。
またこの本、図書館司書にお勧めされた、一見自分には関係ない本との出会いで自分自身が少しずつ変わっていく話なので、本が読みたくなるんですよね~。よいです。
暁のヨナ[草凪みずほ]
こちらは漫画ですね~ドドドハマりして35巻までほぼ一気に読みました。設定してる本の予算大オーバーです。アニメ化や舞台化もされているので、ご存じの方も多い名作かと。
とある王国のお姫様が幼馴染の謀反によって国を追われ、仲間を集めて旅をする――というファンタジーなんですが、これがも~ゾクゾクするほど面白い。
主人公であるヨナの成長はもちろん、ヨナたちと関わることで少しずつ動かされ、変わっていく周囲の人たちを見てると夜中に走り出したくなる衝動に駆られたりします。走らないけど。
そして恋愛がまたいいんですよね……これどうなるんだろうね……
ただの「好き」という恋愛感情だけではない人間関係のごちゃごちゃだったり、複雑さが愛しいなと思いながら読んでいます。やっぱり白泉社の漫画はいいなあ!
夏への扉[ロバート・A・ハインライン]
映画の予告でこちらの実写映画が公開されることを知り、興味を持ったので読んでみました。
1956年に発行されたSF小説で、人工冬眠が実用化され、商品として売られている世界での、所謂タイムトラベル作品です。
こちらもめちゃくちゃ有名な作品ですが、読むのは初めてでした。1970年代のロサンゼルスが舞台なので、wiki見るまで1970年代の作品なのかなと思っていたんですが、発行当時すでに舞台は近未来だったわけですね…すっごいな~!
とはいえ内容に古めかしさはなく、2021年でもほぼ違和感なく読めるのもこの作品の素晴らしいところ。これからでもぜひぜひ読んでもらいたい一冊です。
まとめ
どの本もすごくおもしろかったので(有名な作品ばかりですが)ぜひ皆さんにも読んでいただきたい!
これから何か読もうと思っていらっしゃる方の参考になれば嬉しいです。
ちなみにわたし、巻数が増える漫画と買う量が半端じゃないBLは電子書籍、小説は紙で買うことが多いです。長時間読むなら電子書籍リーダーがめちゃくちゃお勧め!
あと、こういう紹介、BL縛りでもやりたいんだけどいいかな(笑)たぶんそっちのほうが数読んでるので(笑)
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